GAMEスリップ
「まぁ俺たちくらいのレベルって少ないだろ。このゲーム、出来たばっかりだし。毎日やり込んでるか、俺たちみたいにパーティでやらねえとこのレベルまではできないぞ。」
俺は193レベル。
夏は190レベル。
砕羽は196レベル。
ちなみにMAXレベルは500。
で、このオンラインのサービスが始まったのが先月の上旬くらいだ。
ちなみに今は10月中旬だ。
ちょうどハロウィーンが近いせいか、飾り付けがそれっぽい。
「んんっ…」
砕羽が目を覚ます。
「お、起きたか。」
「おはよう。砕羽。」
「ん…おはよ…」
目をこすりながら起き上がってきた砕羽。
すこしかわいらしいとか思ったのは秘密だ。
「…二人とも寝てない?」
私だけのんきに寝ちゃったの?と、俺たち二人を申し訳なさそうな目で見る。
「いや、俺らも仮眠はとったよ。」
「あぁ。だから気にすんなよ。」
ま、嘘だけど。