ご主人様と天然姫



「寂しかった。


 アルバム見たとき・・・ね


 記憶がないことを知って」




「ん」



「記憶が全部飛んでて


 びっくりして


 お母さんもお父さんもいないことしって


 愁斗のことも忘れてたことしって


 怖くなって


 自分が自分じゃなくなって」









「ん・・・」







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