SWEET LOVE


そして、DVDを2枚借りて

家に帰る途中、

チャラそうな男2人に

絡まれた。

「そこの君~♪
俺達と一緒に遊ばない??」

「‥結構です。」

「まぁまぁ、そう言わずにさぁ~」

がしっ

手を強くつかまれた。

「痛っ…」

涙目になりながら

相手を睨むと、

「この子、めちゃくちゃ
可愛いじゃん!!
連れて行こうぜ!」

「嫌ぁ!話して!!」

男の人の力には

敵わない。

もうだめだと思った時、

「…おい。
その手を離せ。」

声が聞こえた方を見ると

キャップをかぶった人から

ものすごく低い声が

聞こえた。

でも聞いたことあるような。

「はぁ?お前誰??
邪魔すんじゃねぇよ」

「離せっていってんだろうが!」

そして、謎の男の人は

男達の一人にパンチして

手が離れた瞬間

「おいっ、お前
こっちに来い!
逃げるぞ!!」

そういってあたしの

手を引っ張りながら

走り続けた。




「はぁっ、はぁっ
もう大丈夫だろ」

この人、助けてくれた…

「あのっ、助けてくれて
ありがとうございました!!」

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