Love Slave
「ご主人様、お茶が入りました」
「ふむ、ご苦労」
会長にお茶を淹れる。今日はローズティだ。
私はすぐにモップ掛けをする。毎日の日課だ。
「もっと腰低くしろ、汚れが落ちないぞ」
会長は作業しながら文句ばかり言ってくる。決して反抗してはならない、絶対服従。ぐっと我慢する。
それが、奴隷としての運命。
ピタッと手を止めた。
会長もそれに気づいて、「どうした?」と訊きながら気持ち良くenterキーを押す。
「あの・・・ちょっと気になってたんですけど、ご主人様は私以外に奴隷っているんですか?」
会長はローズティを一口すすって、フンッと鼻で嗤った。
「奴隷はお前一人で充分だ」
それを聞いて心臓がいつもよりも大きく動いた。「私一人なんて」と。
「だがしかし、お茶もまともに淹れられないとはどういうことだ。ぬるいし、それに塩が入ってる。漫画か、お前は」
いきなりの大失態。会長は口元を緩ませながら、たった今終わった書類の山を私に持たせた。
「会議室まで持っていけ。俺もあとから行くと伝えろ」
「ええっ!?これ、全部ですか?」
「ご主人さまからの命令だ。運べ、奴隷よ」
よろよろしながら生徒会室から出ていく。書類が多すぎて、前が見えない。腕もすでに痛い。
生徒会室から離れ、エレベーターに乗り込む。会長の耳もここなら届かないだろう。
「あの・・・クソサディスト会長が!!」
自分の声に耳がキーンとなる。日頃のストレスをここで晴らす。相当鬱憤が溜まっているので、これだけでは足りない。
早乙女もとか、高校1年生。現在、生徒会に在籍中。庶務担当(というより雑用係?)兼、生徒会長の奴隷。
「ふむ、ご苦労」
会長にお茶を淹れる。今日はローズティだ。
私はすぐにモップ掛けをする。毎日の日課だ。
「もっと腰低くしろ、汚れが落ちないぞ」
会長は作業しながら文句ばかり言ってくる。決して反抗してはならない、絶対服従。ぐっと我慢する。
それが、奴隷としての運命。
ピタッと手を止めた。
会長もそれに気づいて、「どうした?」と訊きながら気持ち良くenterキーを押す。
「あの・・・ちょっと気になってたんですけど、ご主人様は私以外に奴隷っているんですか?」
会長はローズティを一口すすって、フンッと鼻で嗤った。
「奴隷はお前一人で充分だ」
それを聞いて心臓がいつもよりも大きく動いた。「私一人なんて」と。
「だがしかし、お茶もまともに淹れられないとはどういうことだ。ぬるいし、それに塩が入ってる。漫画か、お前は」
いきなりの大失態。会長は口元を緩ませながら、たった今終わった書類の山を私に持たせた。
「会議室まで持っていけ。俺もあとから行くと伝えろ」
「ええっ!?これ、全部ですか?」
「ご主人さまからの命令だ。運べ、奴隷よ」
よろよろしながら生徒会室から出ていく。書類が多すぎて、前が見えない。腕もすでに痛い。
生徒会室から離れ、エレベーターに乗り込む。会長の耳もここなら届かないだろう。
「あの・・・クソサディスト会長が!!」
自分の声に耳がキーンとなる。日頃のストレスをここで晴らす。相当鬱憤が溜まっているので、これだけでは足りない。
早乙女もとか、高校1年生。現在、生徒会に在籍中。庶務担当(というより雑用係?)兼、生徒会長の奴隷。