Love Slave
キュキュキュ・・・・
長い黒板を綺麗にする。今日の日付を書く。そして、日直のプレートの下に書かれている早乙女の文字を消す。今日は日直だった。
「よし、と・・・・」
パンパンとチョークの粉を振り払う。真っ白に汚れた黒板消しをクリーナーに掛ける。
(日誌ももう書いたし、片付けたら生徒会行くか)と思った矢先だった。
「早乙女さん、面会。呼んでるよ」
「面会?」
クリーナーを電源を切る。誰だろう、生徒会メンバーではなさそうだけど。
疑問を抱きつつ、後ろの出入り口へ行く。
一本の三つ編みをした女性の先輩が立っていた。初めて見る顔だ。
「あの・・・何の御用ですか?」
「早乙女もとかさんですね!私、新聞部部長の日向梅子と申します」
普通の人よりも1オクターブほど高い声で自己紹介してくれた。
「生徒会特集ってことで、取材したいんだけれども、お時間頂けるかしら?」
「はあ・・・・」
パシャッ!!
いきなり写真を撮られた。移動を命じられて、新聞部の部室に案内された途端だった。
中には部員がカメラを向けていて、私をロックオンしている。
「ごめんなさいね、貴女のことをもっと知りたくてね」
舌をペロッと出しながら言った。写真を撮るなら先に言ってよ、フラッシュで目が眩んでしまったじゃないか。
「そこに座って。それでは、取材を始めます」
何だかドキドキする。芸能人気分になる。
取材と言っても、誕生日とか血液型とか好きなテレビ番組とか・・・プロフィール的な事を聞かれた。
(よかった、変な事訊かれるんじゃなくて・・・・)
ホッとしたのも束の間。日向先輩は目をキランと光らせる。
「・・・では、次の質問です。ズバリ、貴女の本命は誰?」
「・・・・・・はい!?」
長い黒板を綺麗にする。今日の日付を書く。そして、日直のプレートの下に書かれている早乙女の文字を消す。今日は日直だった。
「よし、と・・・・」
パンパンとチョークの粉を振り払う。真っ白に汚れた黒板消しをクリーナーに掛ける。
(日誌ももう書いたし、片付けたら生徒会行くか)と思った矢先だった。
「早乙女さん、面会。呼んでるよ」
「面会?」
クリーナーを電源を切る。誰だろう、生徒会メンバーではなさそうだけど。
疑問を抱きつつ、後ろの出入り口へ行く。
一本の三つ編みをした女性の先輩が立っていた。初めて見る顔だ。
「あの・・・何の御用ですか?」
「早乙女もとかさんですね!私、新聞部部長の日向梅子と申します」
普通の人よりも1オクターブほど高い声で自己紹介してくれた。
「生徒会特集ってことで、取材したいんだけれども、お時間頂けるかしら?」
「はあ・・・・」
パシャッ!!
いきなり写真を撮られた。移動を命じられて、新聞部の部室に案内された途端だった。
中には部員がカメラを向けていて、私をロックオンしている。
「ごめんなさいね、貴女のことをもっと知りたくてね」
舌をペロッと出しながら言った。写真を撮るなら先に言ってよ、フラッシュで目が眩んでしまったじゃないか。
「そこに座って。それでは、取材を始めます」
何だかドキドキする。芸能人気分になる。
取材と言っても、誕生日とか血液型とか好きなテレビ番組とか・・・プロフィール的な事を聞かれた。
(よかった、変な事訊かれるんじゃなくて・・・・)
ホッとしたのも束の間。日向先輩は目をキランと光らせる。
「・・・では、次の質問です。ズバリ、貴女の本命は誰?」
「・・・・・・はい!?」