Love Slave
「大和にしてはらしくない方法取ったね」
生徒会室に入ってきたのは長髪のメガネの男。大和はどかっと椅子に座る。
「ノックぐらいしろ」
不機嫌さを表すように、椅子を回して背を見せつけてきた。
「ああ、ごめん。それにしても、僕達役員を追い出して、はたまた警備員まで排除させるなんてさ。あの子のこと気に入ったの?」
「別にそうじゃない」
「じゃあ、なんなのさ」
「気分的に何となくだ」
「なんじゃそりゃ」
大和は頬杖をつきながら窓の外を見つめた。一面の青い空、雲一つない。
「はて……俺はいったい何をしようとしているのか自分でもよくわからんが、ただ言えるのは、これから面白くなってきそうだ」
「んー、何か言った?」
「何でもない、ただの独り言」
メガネの男は素早く大和の隣を陣取る。
「……何企んでるの?」
「何のことだ?」
「そうやって僕ら役員にも秘密にして。意地汚いよね、大和って」
「お前に言われたくない」
「とりあえず、僕らを巻き込むことだけはしないでね」
メガネの男は一言付け加えると、ひらひらと手を振って部屋から出ていく。
大和はメガネの男が出て行ったあとは笑いが止まらなくなっていた。
窓の向こうで小さくなっていくもとかを一瞥する。
「お手並み拝見ってとこか」
生徒会室に入ってきたのは長髪のメガネの男。大和はどかっと椅子に座る。
「ノックぐらいしろ」
不機嫌さを表すように、椅子を回して背を見せつけてきた。
「ああ、ごめん。それにしても、僕達役員を追い出して、はたまた警備員まで排除させるなんてさ。あの子のこと気に入ったの?」
「別にそうじゃない」
「じゃあ、なんなのさ」
「気分的に何となくだ」
「なんじゃそりゃ」
大和は頬杖をつきながら窓の外を見つめた。一面の青い空、雲一つない。
「はて……俺はいったい何をしようとしているのか自分でもよくわからんが、ただ言えるのは、これから面白くなってきそうだ」
「んー、何か言った?」
「何でもない、ただの独り言」
メガネの男は素早く大和の隣を陣取る。
「……何企んでるの?」
「何のことだ?」
「そうやって僕ら役員にも秘密にして。意地汚いよね、大和って」
「お前に言われたくない」
「とりあえず、僕らを巻き込むことだけはしないでね」
メガネの男は一言付け加えると、ひらひらと手を振って部屋から出ていく。
大和はメガネの男が出て行ったあとは笑いが止まらなくなっていた。
窓の向こうで小さくなっていくもとかを一瞥する。
「お手並み拝見ってとこか」