Love Slave
無理難題★絶対無理!!
「もとかー、ご飯できたよー」
「うん……。後で食べるから」
気のない返事をした。もうこの勉強机に座ってから何時間経っただろう? 目の前には原稿用紙2枚。
しかも、白紙。
最初の言い出しさえ浮かばない。ただでさえ感想文や反省文も書くのが苦手なのに、一晩で代表の言葉を考えるなんて無理難題だ。
ただ続けているのは睨めっこのみ。
鉛筆を口にくわえて部屋を右往左往する。いい案がやっぱり浮かばない。
このままだと、携帯電話の命が危ない。買い直ししたくても、私の懐は淋しいというのに。
「そうだ。パソコンで検索してみよう」
誰かに助けを求めよう。文章力がなさすぎる私の救世主。始めからこうすればよかった。
インターネットを開いて、ふと、スピーチの検索をする前にうちの学校のホームページを開いてみたくなった。
「私立天帝学園高等部……っと」
カチッとクリック。するとすぐに出てきた。いたって普通の何処にでもあるホームページ。
しかし、その中で目を引くのは異色の存在を放つバナーがあった。
『生徒会’s kingdom』
妙な緊張感を持ちながらも、再びクリック。
別窓で開く。学校の地味なホームページと違って生徒会のページはかなりカラフルで派手なページだった。
唖然としていると、気になる項目を発見する。
『生徒会優遇制度』
優遇制度? 一体何のことだ。訳が分からず、私はどんどんマウスをスクロールする。
そこで、とんでもない事実が発覚する。
「うん……。後で食べるから」
気のない返事をした。もうこの勉強机に座ってから何時間経っただろう? 目の前には原稿用紙2枚。
しかも、白紙。
最初の言い出しさえ浮かばない。ただでさえ感想文や反省文も書くのが苦手なのに、一晩で代表の言葉を考えるなんて無理難題だ。
ただ続けているのは睨めっこのみ。
鉛筆を口にくわえて部屋を右往左往する。いい案がやっぱり浮かばない。
このままだと、携帯電話の命が危ない。買い直ししたくても、私の懐は淋しいというのに。
「そうだ。パソコンで検索してみよう」
誰かに助けを求めよう。文章力がなさすぎる私の救世主。始めからこうすればよかった。
インターネットを開いて、ふと、スピーチの検索をする前にうちの学校のホームページを開いてみたくなった。
「私立天帝学園高等部……っと」
カチッとクリック。するとすぐに出てきた。いたって普通の何処にでもあるホームページ。
しかし、その中で目を引くのは異色の存在を放つバナーがあった。
『生徒会’s kingdom』
妙な緊張感を持ちながらも、再びクリック。
別窓で開く。学校の地味なホームページと違って生徒会のページはかなりカラフルで派手なページだった。
唖然としていると、気になる項目を発見する。
『生徒会優遇制度』
優遇制度? 一体何のことだ。訳が分からず、私はどんどんマウスをスクロールする。
そこで、とんでもない事実が発覚する。