Love Slave
パタパタパタ・・・・・
「ひえ~、忘れてた!今日私、日直だった~」
時刻は8時25分。30分までに日誌を取りに行かないと、また明日も日直当番をやらされてしまう。
急いで職員室へ向かう。
ところが、職員室の隣の教室の前で女子生徒の人だかりが出来ていた。
一体何だ?いつもこんな人だかりなんて出来てないのに。
「ちょっと、通してください・・・・」
なかなか間には入れない。すると、女子生徒の目当ての物が目に飛び込んでいた。
特大のポスターが貼られてある。
『プレミアム・コンサート』
何人かの演奏者の名前や写真が載っている。
その中の演奏者には、
等々力アルターレ、吾妻梓
(ひょっとすると、コンサートってこれ?)
昨日、吾妻梓が言っていたのはこの事だったのか。来週の月曜日に行われるらしい。
「あっ、早乙女さんだ。ここにアルターレ様が出るんでしょ」
「しかも、吾妻梓とセットよ!」
「ライバル同士が出るなんて珍しいわよね」
「ライバル?」
何気なく言った一言に、女子生徒は絶句した。
「アンタ、知らないの?アルターレ様と吾妻梓はライバルなのよ」
「アルターレ様が1位を取れば吾妻梓は2位。常に争っている関係なの」
だから、あんな態度とったのか・・・・。
「吾妻君はドラマの撮影終わったみたいだし、副業であるフルート演奏も始めるらしいし」
「このコンサートのチケット、かなり競争率高いのよ。ねぇ、生徒会の力でどうにかなんない?」
「それはその・・・・」
キンコーン・・・・
チャイムが鳴った。8時半のお知らせ。しまった、と思った時はすでに遅し。結局、翌日も日直を務めることとなった。
「ひえ~、忘れてた!今日私、日直だった~」
時刻は8時25分。30分までに日誌を取りに行かないと、また明日も日直当番をやらされてしまう。
急いで職員室へ向かう。
ところが、職員室の隣の教室の前で女子生徒の人だかりが出来ていた。
一体何だ?いつもこんな人だかりなんて出来てないのに。
「ちょっと、通してください・・・・」
なかなか間には入れない。すると、女子生徒の目当ての物が目に飛び込んでいた。
特大のポスターが貼られてある。
『プレミアム・コンサート』
何人かの演奏者の名前や写真が載っている。
その中の演奏者には、
等々力アルターレ、吾妻梓
(ひょっとすると、コンサートってこれ?)
昨日、吾妻梓が言っていたのはこの事だったのか。来週の月曜日に行われるらしい。
「あっ、早乙女さんだ。ここにアルターレ様が出るんでしょ」
「しかも、吾妻梓とセットよ!」
「ライバル同士が出るなんて珍しいわよね」
「ライバル?」
何気なく言った一言に、女子生徒は絶句した。
「アンタ、知らないの?アルターレ様と吾妻梓はライバルなのよ」
「アルターレ様が1位を取れば吾妻梓は2位。常に争っている関係なの」
だから、あんな態度とったのか・・・・。
「吾妻君はドラマの撮影終わったみたいだし、副業であるフルート演奏も始めるらしいし」
「このコンサートのチケット、かなり競争率高いのよ。ねぇ、生徒会の力でどうにかなんない?」
「それはその・・・・」
キンコーン・・・・
チャイムが鳴った。8時半のお知らせ。しまった、と思った時はすでに遅し。結局、翌日も日直を務めることとなった。