Love Slave
「あの、繭さんから結婚式の招待状が届いたんですが」


「・・・俺もだ。アイツから」


「実は僕も。どうやら、生徒会役員全員に送られてるみたいだね」


「ということは、もとかさんも・・・・」


「・・・恐らく」


三人で招待状を見せ合いっこする。
そして、全員の眼が合う。


「みんな同じことを考えてるみたいだね」


「・・・そのようだな」


「ですね」


「生徒会長の仕事は憧れてたけど、正直な話、この椅子は僕にとって座り心地悪いよ」


「僕も、書記と会計のかけもちはキツイです」


「・・・副会長は退屈だ」


三人の言っていることは違っていても、答えは一緒のようだ。


「さて、意見が出たことで始めますか」


「もう、ですか?」


「だってさっさと始めないとつまんないじゃん」


「・・・とっと終わらせろ」


それで、本日の生徒会は終了した。


「・・・・この結婚式、期待しててね。大和」
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