Love Slave
「副・・・会長・・・・」


「え、もとかちゃん・・・・!?」


見られてしまった!!最っっ悪!!
絶対笑われるっ。


「可愛い!萌え~だね!!」


私の予想とは裏腹に、副会長は大喜びしている。
すぐに私のところにやってきて、頭を撫でてくれた。


「どうしたの?大和、もとかちゃんにご奉仕されてるの?羨ましいな~」


恥ずかしい気持ちというよりも照れてる感じが強い。


カシャッ 


隙をつけられて、写メを撮られてしまった。


「ちょっと、何撮影してるんですか!?」


「生徒会公認ってことで、記念に・・・・」


会長の意地悪のせいで、怒りに変わる。そんな私に、副会長はニコッと笑った。


「ねぇ、僕の事『ご主人様』って呼んでもらってもいい?」


不思議と副会長には会長のように嫌味を感じない。
だから、従うのも嫌じゃなかった。


「はい、ご主・・・・・」


突然、会長が私の首に巻きついてきた。


「俺以外の奴に『ご主人様』なんて呼んだらぶっ殺す!!」


中指を立て、般若みたいな顔をしながら言われた。
ぴしっと硬直してしまった。


「悪いな、言ったろ?もかは俺の可愛いペットだって」


ころっと態度を変えて、爽やかに応える。


「え~、ずるいよ~」


何か本当に見えない首輪に見えないリードを繋がれてる気分だった。
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