ボクがキミをスキな理由【短編集】
なんの話も弾まないまま時間は過ぎて。
「ほんなら、場所移動しよか~♪」
玲央は二次会への店移動を促す。
太一と玲央が二次会はカラオケにしようと言い出して。気はすすまないけど、一緒に行こうかな~と思って立ち上がると
「あ…、私門限があるから…。」
ジュースとフードのお金だけ置いて、安達は立ち上がった。
「ちょっ……、モモっ!?」
ユミちゃんが止めるのも聞かず、安達は俺に小さくお辞儀をすると、足早にそそくさと店を出ていった。