ボクがキミをスキな理由【短編集】
「……嬉しかった。
星野さんが俺に普通に接してくれることが。」
「…え…?
そんなの当たり前だよ!!!成宮くんは私の大切なお友達だもん!!!」
特別な“好き”を感じている友達だけど。
まさか“あなたが好きだよ”なんて言えるハズもなくて…、でも私が成宮くんのコトを大切に思っていることを伝えたくて。
『大切なお友達』
という言葉を彼に伝えると、成宮くんは寂しそうにフッと笑って
「うん…。ありがと。」
そう呟いて
私からスッと視線を離した。