ボクがキミをスキな理由【短編集】
成宮くんの笑顔
成宮くんの優しい声
穏やかなその表情
以外にカワイイ、メールの内容
成宮くん。
私、成宮くんがふと見せるさりげない仕草が大好きだった。
だけど…
もうこれでおしまいなのかな。
もう二度と成宮くんは私に笑いかけてくれないのかな。
永遠にも似た長い長い時間。
実際にはほんの何十秒かなんだけど。
ダメだ!!
私、このままじゃ絶対に後悔する!!!!!
気がつくと
「成宮くん。
行かないで………!!!」
私は涙でボロボロになりながら、彼の大きな背中を目指して走りはじめていた。