ボクがキミをスキな理由【短編集】
カノジョ(仮)のレイさんは4才年上の21才。
「え~っ、なんでHしないの!!??ケチー!!」
「ケチとかそういう問題じゃねぇのっ!!!!!」
俺のカノジョは欲求不満。
いつもどこでもヤりたいヤりたいと言い出す始末。
そんなカノジョ(仮)に少々お困りの俺。
「向こうが自分を喰ってくれって言ってんだ。
そこはありがたく頂戴するのが男ってもんだろう。」
従兄弟の晃兄ちゃんはそう言って笑うけど、ホントにそれでいいのかなぁと五十嵐亮介(童貞)は思い悩む。
だってさ?
カノジョだとはいえ、レイさんと俺は“お試し”で付き合っているワケで、。
ぶっちゃけレイさんは彼女であって彼女ではない。
俺とレイさんは、そんな微妙なカンケイ。
それでもレイさんに愛情がないのかと言われると…困ってしまう。
レイさんの一所懸命なトコ
年上なのに妹みたいでカワイイ所
あんなにカワイイくせに俺なんかを一途に“好きだ”って言ってくれるいじらしさ
それは恋愛ビギナーな俺には嬉しくて、眩しくて。
カノジョを知れば知るほど、派手な外見の裏に隠れた普通の女の子らしさにドキドキする。