ボクがキミをスキな理由【短編集】
「今まで何人のオトコとヤった??
ボーヤにはっきり言ってやれよー。
ヤリマン・レイちゃん♪」
その言葉を聞いた瞬間。
俺は体中の血がグワッと思いっきり逆流した。
レイさんと俺を馬鹿にしたように笑うノブの頬
右手を思いっきり固く握り締めて、俺は怒りの全てをこめて、アイツを殴り飛ばした。
ズザザーっ!!!
ノブのカラダが歩道に勢いよく倒れこむ。
アイツを見下ろしながら
「これ以上レイさんを侮辱すんじゃねーよ!!!!」
そう言って俺はアイツのハラをドガっと思いっきり踏みつける。
「おぇっ。」
「消えろ。二度と俺達の前に現れんな!!」
苦しそうな顔したノブの腹をもう一度踏みつけて、ギロッと思いっきり睨みつけたアト。
「行こう、レイさん。」
俺は震える彼女の肩を抱きしめた。