ボクがキミをスキな理由【短編集】
「は?!あ、味見!!??」
「そっ、あ・じ・み♪」
ニッコリと笑いながら
彼の首筋にチュッと唇を
寄せると
彼はビクッと体を震わせる
「ちょ、レイさん!!
タイム!ちょっとタイム!!」
顔を真っ赤にして必死に
私の魔の手から逃れようとする
亮ちゃんを思いっきり引き寄せて
「う、わっ!!
ちょっと、レイさんー!!!!」
私の胸にスッポリと収まるように
亮ちゃんの頭を引き寄せる。
ポヨ~ン、ポヨ~ン
ムニュ~~~~ン
「ちょっっ!!!
レイさん!!ムリムリムリ!!
もう俺の理性がもたねぇから
やめてくれーーーーー!!!!」
焦る亮ちゃんに
誘う、あたし
なんだか太ももにあたる
かたーい物体を感じながら
「ダ~メっ!!
今日こそ逃がさないんだから!」
悪魔な一言を口にすると
「れいさん~~~~~っ!!!」
亮ちゃんは断末魔のような一言を
口にする。