ボクがキミをスキな理由【短編集】
「ダメだって!!もうムリ!!!
俺の童貞メーターは振り切れてんのっ!!」
ふっふーん。
ハァハァ熱い息を上げながら
必死に理性で性欲を抑えてる
亮ちゃん。
今まで散々泣かされてきたんだもん
こんな時ぐらいはちょっとイジワル
してもいいでしょう??
悪魔なあたしが心の中で
ニマニマしながら
もっと彼をいじめろと
頭の中で叫び続ける。
いっぱいいっぱいの彼の
一番敏感な部分にそっと下から
手を当てると
「だ、ダメだって…っ!!」
彼は大きくピクンと大きく
カラダを跳ねさせて
恨めしそうな顔をして
あたしを見つめる。
ふふっ
か~わい~い
「ダメだって言う割には
どんどん大きくなってますけど??」
どんどん熱くなって
はちきれんばかりに
大きくなる彼自身
そんな余裕のない彼の敏感な
部分をサワサワと優しくなでると
「う、あ…っ」
彼はまるで女の子のような声を上げて
恨めしそうにあたしを見つめる。