ボクがキミをスキな理由【短編集】
成宮君の隣が似合う
素敵なオンナの子になりたい。
優しくて
思いやりのある、素敵な女の子に――……
そんな風に少しトリップしていると
「…さん??星野さん??」
――あ!!いけない!!
成宮君に優しく突っ込まれて
思わず我に返る、私。
「ごっ!!ごめんなさい!!」
うう~~
やってしまった~…。
自己嫌悪に陥りながら
必死になって謝ると
「大丈夫だよ。
気にしないで?」
クスクス笑いながら
成宮君はそう答えてくれる。
そしてフゥと一呼吸置いた後
「星野さん、日曜日ヒマ??」
成宮君は突然そんなコトを言い始める。