ボクがキミをスキな理由【短編集】


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇  

「でね。モモは最近ホントに幸せそうなんだよ~。」

いつものように俺の家でSEXを楽しんだ後。ユミちゃんは俺の布団にくるまりながら、親友の恋の行方を楽しそうに話す。


「ふ~ん。拓海も毎日ピンク色だよ?
“今日こそ安達のこと桃香って呼んでみせる!!”って鼻息荒くしてた。」

「アハハ!!拓海くんって、ああ見えて意外と純情なんだね。」


真っ裸のまんまシーツにくるまって、のんきにこんなコト話してる俺達はおかしいのかな。


SEXが終わっても俺とユミちゃんは抱き合ったりすることはない。ただ隣同士に寝て、アレコレ喋りながら体のダルさが抜けるのを待ってるだけ。


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