ボクがキミをスキな理由【短編集】


な、成宮君が
ケツの穴の小さなオトコ~!?
(汚い言葉でスミマセン)




「彼が理由で断ったなら、
君は彼をそう思ってるってコトと同義語でしょ。」



な、なんでそうなるの~!?




「ち、違います!!」




息巻いて
プンプン怒りながら
反論すると




「そう?
だけど信じてないからそうやって怖がるんじゃないの?」


「うっ…!!」


「沙良ちゃんが彼のコトを信じているなら、怖がったり、疑ったりしないはずだよ?信じてないから俺の誘いに"YES"って言えないんだ。」





そう言って
潮見さんはフフンと笑う






「そんなコトありません!!
私は彼を信じています!!」



優しくて
穏やかで
大好きな成宮君



彼を疑ったりなんてしていない
するはずない!!






力いっぱい
塩見さんに反論すると






「じゃあ…受けてくれるよね?
この話。」



「…えっ??」


「そういうことでしょ?
彼を信じてるなら、断る理由なんてどこにもない。」


「え、えぇ~っ!!」





ソレとコレとは話が違うでしょーっ!





どんどん違う方向に進んでいく
潮見さんのオトナ論。




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