ボクがキミをスキな理由【短編集】
「私は彼を信じているし、疑ったりもしていません!!」
キッパリと言い切ると
「じゃぁ…
この件はOKしてくれる…ってコトだね。」
天使の声して
潮見さんが私に語りかける。
「とりあえず撮影日は来週日曜日。
朝10時に自宅に迎えに行くからね。」
「え、えぇっ!!?」
ちょ、ちょっと待ってよ!!
私OKするなんて一言も言ってないよ!?
「ちょっと、潮見さん!?」
絶対に一言、
物申してやる!!
その決意は
「断るなら…
君は彼を信じていないとみなすよ??」
「えぇっ!!?」
オトナなコドモの発した
悪魔の一言によって
あっけなく葬り去られる。