ボクがキミをスキな理由【短編集】
まぁ…
Kiriさんが私を気に入ってくれるかどうかは謎だけど…
知らなかった世界を知れるなら
ソレも楽しいかもしれないな。
どこまでものん気で
お気楽な、私。
この後に起こる大事件なんて
知りもせずに
「おはよー沙良!」
「おはよう!弥生、葉月!!」
のん気に毎日を過ごし、
「今日、一緒に帰れる??」
「うん!!大丈夫だよ、成宮君!」
大好きな成宮君にも
読モ話は内緒にして
お気楽に毎日を過ごしていた。
だから――……
気づきもしなかったんだ。
この後起こる
大きな事件の真相なんて……