ボクがキミをスキな理由【短編集】
「あ……。
え……っ!!?」
「久しぶりだね、レオ。
こないだはライブに来てくれてありがとう。」
――う、うそやろ~っ!!!!
会いたいとは思ってたけど、会ったらどうしようとは考えてなかったガキで浅はかな俺は、突然現れたアンナの登場にドギマギして驚くばかり。
あ~~~っ!!
どうしよう!!
どうしたらいいんや~~~っ!!
頭は真っ白
アタフタしながら
次の行動について考えを張り巡らせていると
「どしたの~??レオ。」
「ふ、ふへっ!!?」
「アタフタしちゃってか~わい~い♪
まさか私に会いたくてずーっとココに通ってたとか??」
う、うぐっ!!
柔らかに笑うアンナに心の底を見抜かれて
「ど、どうでもいいやろ!そんなことっ!!」
真っ赤になりながら
ふてくされたように
フイッと顔をそらしながらこたえる。