ボクがキミをスキな理由【短編集】
よ、欲情!!?
THE・童貞ボーイな俺はそんな不埒な言葉にドギマギしてペースをかき回しっぱなし
そりゃそうやろうなー。
一回り近くと死の違う俺なんて
アンナにとって見たら格好のオモチャなわけで。
「ア、アホ言うな!!」
「あら、バカになんてしてないわよ?
嬉しいな~って思ってんだから。
そんな年端も行かない美少年に好かれて、イヤなキモチになんてならないわよ。」
「す、好いてなんてないわい!!」
「ふふっ、ムキになった顔もかわいいのね、レオ。」
いちいち素直に反応して
ムキになる俺を見るのは最高に楽しかったんだろう。
「レオは何歳?」
「15歳!!」
「ふーん、私は24歳だよ。」
「レオは経験済みなの??」
「あ、アホか!!
そんなんオンナが聞くことやないぞ!!」
「ふ~~ん…
童貞かぁ……。」
「なんでわかんねんっ!!」
終始俺はアンナのペースにはめられっぱなし
たじたじして
ドギマギして
でも、ドキドキして
俺は真っ赤になったり
真っ青になったりしながら
アンナとの時間を楽しんでた。