ボクがキミをスキな理由【短編集】
③LikeとLoveの隙間の感情
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「ふ~~~~ん。
で、レオは年上美女に遊ばれちゃったワケだぁ。」
「はぁっ!?
なんでそーなんねん!!」
「だってそーでしょ?
体のいい童貞キラーじゃん、そのオンナ。」
俺の話を聞いた後
太一はフゥとため息を吐きながら
ココロのうちを吐露し始める。
「なんかよくわかんないなー。
美少年好きの痴女のニオイがプンプンする。」
――こーいーつー!!
イラついた俺が太一の頭をゴツンと殴ると
「いたーい!!何すんだよ!!
暴力反対、暴力反対~!!!」
涙目になりながら
太一は俺に異議申し立てをし始める。
「アホか。
人の恋路に口出しするからそういうメに合うんや。ちょっとは学習せぇ!!」
そんな太一に向かって更に悪態をつくと、
「おこりんぼなレオなんてキライだい。」
イジイジしながら太一は何かを呟いた。