ボクがキミをスキな理由【短編集】



俺の精一杯を込めて
アンナに真っ直ぐぶつかると



「ありがとう、レオ。」


「へ??」


「久しぶりにそんな真っ直ぐな告白されたよ。」



そう言って
少し嬉しそうに電話の奥でアンナは微笑む。






そして…
しばらく間を置くとこう言ってくれたんや。






「レオ。」

「なんや。」

「私もね?
真っ直ぐなキミがスキだよ。」






――え…??






その言葉に思わずフリーズする
ココロとカラダ





アンナがくれた言葉に
カラダを硬くしながら、何も言えずに黙っていると





「今はLikeだけどきっといつかLoveに変わる気がする。」





そう言って
アンナは俺を見えない鎖でがんじがらめにしてしまった。



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