ボクがキミをスキな理由【短編集】
半信半疑なカンジでウーンと頭をひねっていると
「ま、そこから先は実戦と経験が必要かもね。」
そう言って、アンナは俺を見てケラケラと笑う。
じ、実戦!!?
その一言でイケナイ妄想が大炸裂して、一気に頭に血が上る俺。
じ、実戦って…
アレのコトか!!?
実地のことか!!?
う、うぎゃぁぁぁ~~!!!
頭の中が沸騰して
顔がタコみたいに真っ赤になって
頭のてっぺんから湯気が出そうになっていたとき
「ふふ。今すぐはムリだけど……
もうちょっとレオが大人になったら教えてあげるよ。
キスの仕方もSEXの仕方も…ね??」
イケナイ女な顔して
アンナは俺にフフッと微笑む。
「あ、アンナ……っ!!」
さらに顔を真っ赤にさせて、抗議の声を上げると
「だからその日までにイケナイ危険なオトコになってね、レオ。」
アンナは楽しそうにそう言った。