ボクがキミをスキな理由【短編集】
な、七点。
100点満点中、七点…。
自慢じゃないけど私は数学が大の苦手。
今までは赤点ギリギリでなんとかやりくりしてたけど…、さすがにコレはマズイ!!!!!
今後の悲しい未来を予感してサーッと青ざめる私の手にドッサリ置かれたのは、数学のプリントの山、山、山。
「ふぇっ!!?」
戸惑う私に浴びせられたのは
「星野。お前はこのままだと確実に留年する。」
「えぇ~っ??!!」
向井センセの爆弾発言。
「一応、こんなんでもココは進学校だからな。
そーんなおバカちゃんな点数取られちゃったら俺様の力を持ってしても、どーやっても助けてやれねぇよ。」