俺は君に恋をした。





「え……?」




“あの子”は
訳がわからなかったのか、
そう漏らした。



「君だよ。

昨日グラウンドで

走っていたよね?

名前なんていうの?」





俺は
無意識に
名前を聞いていた。

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