大好きな君へ

心友なんかじゃない

「ちょっと!!莉美、心友の私紹介してくれないの?」

愛だった。

「心友なの?」

「違う。し」

「なに嘘ついてんの?」

「で、心友なの?」

「ぅん☆」

かってに答えた愛。

「翔君。違うの。親友は奈帆だよっ」

「莉美・・・親友にしてくれるの?」

「あたぁ~☆」

「やったね♪」

ちょっと翔くん困ってたな~

「で、結局こいつは?」

「う~んと・・・」

悩んでいると奈帆は

「裏切り者~」

って答えてくれた。

本当に大好きになった

愛は不機嫌な顔をして去って行った。

「あっ莉美、有也くんが・・・」

「えっ?」

奈帆が急に身震いをした。

そして目をパチパチ。

「莉美・・・話ある。」

有也からの話はもうないはず。

愛のことかな?

「ちょっと行ってくる。」

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