空の音色
星の降る夜に
降る夜、
何かが起こる。
星が君を見ている
たくさんの星が見ている
悲しみの奥に潜む
君を見つける
君を助けようと
僕は行く
君は僕を見て
湖からひとしずくの
水を取るように
君は 涙をうかべてた
たくさんの星が 降る夜
僕は
君を見つける
君は
空を見て
星を見て
君は笑う
僕に向かって笑う
悲しみを隠すように
辛さを隠すように
君は
僕の心を知らず
僕は君を 見続ける
氷の華が 花を散らし
氷として 姿を変える時
僕は
君に 想いを伝える
あなたにしか
分からない 言葉で
君は 空を見て 星を見て
君は笑う
僕に向かって 笑う
空を見上げる
空には たくさんの
星が
道が
君の知らない
たくさんの氷の華が 舞う
そして 僕は 星になり
君の知らない 場所で
見守り続ける
大空と言う
大きな 扉の前で
僕は 誓う
君の知らない
不思議な世界で
星が降る夜
僕が 君に 歌う
君の知らない
僕だけが 知ってる 空で
たくさんの星が 降る夜
君は
僕を 見つける
あの時と 同じように
悲しみを 隠すように
辛さを 隠すように
君は
僕の心を知らず
僕は君を 見続ける
あの大空の 向こうで
君を 待ち続ける
君が 来るまで
いつまでも
いつまでも
待っている
―fin―