恋の色
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「お願い!後でクレープ奢るから!!」
さっきから玲美にお願いされていること
「でもな〜…」
「一人行けなくなっちゃったの!頼れるの美雨しかいなくて…」
男に興味のない私には何の繋がりもない合コン
もちろん
行きたくない
「昨日テレフォンカード貸してあげたでしょ♪」
「なにそれ。ケチじゃん」
「お願いだからあっ」
「…………はぁ」
こんな時玲美がもう少し性格が悪かったらと思う
玲美は性格が良くて
可愛いくて
「………分かったよ」
私はついそうに言ってしまう
「やったああぁぁぁ♪」
たぶん
その合コンが始まりだった
たぶん
その合コンがこれからの私の高校生活を大きく変えた