恋の色
―――
合コンが終わって私は真一先輩と歩く
「夜なのに暑いよな」
「そう…ですね」
「暑いのは嫌い?」
「はい」
きっと
無愛想な女だと思われてる
だって
さっきから笑ってない
隣を見てみれば
玲美と涼太先輩の姿
「涼太っ。この女誰よ?」
「し、、しらねえよ」
そんなことを言いながら
涼太先輩は突然現われた女子と去って行く
声をあげて泣き喚く玲美
ああ…
可哀想
涼太先輩と関わらなくて良かったと思った
涼太先輩は
きっと
女好きだ
自分がモテると思っちゃってる
そんな人は嫌いだ