屋上の君とわたし
苦笑いの私を見てマスターは「ナンパじゃないよ?」って私に言うけど
確かにアレじゃナンパだよね…。
カウンター席に案内してくれた店長は約束通りコーヒーを出してくれた。
すごく温かい雰囲気。
皆が仲良くて素敵なお店。
こんなお店があるなんて知らなかった…なんか今まで損してた気分。
それから私はマスターとお客さんたちから質問攻めにあって、なぜかここのバイトに誘われた。
「見ての通りうちの従業員男ばっかでさ。華がほしいのさ。」
なんてフザけて言ってたマスターだけど
ここの仲間に加えてもらえたことが嬉しくて、すぐにオーケーした。
「よろしくお願いします!」
って言ったら、マスターは笑顔でこちらこそって言ってくれた。
お客さんさんたちは拍手で迎えてくれた。