屋上の君とわたし

苦笑いの私を見てマスターは「ナンパじゃないよ?」って私に言うけど

確かにアレじゃナンパだよね…。

カウンター席に案内してくれた店長は約束通りコーヒーを出してくれた。

すごく温かい雰囲気。

皆が仲良くて素敵なお店。

こんなお店があるなんて知らなかった…なんか今まで損してた気分。

それから私はマスターとお客さんたちから質問攻めにあって、なぜかここのバイトに誘われた。

「見ての通りうちの従業員男ばっかでさ。華がほしいのさ。」

なんてフザけて言ってたマスターだけど

ここの仲間に加えてもらえたことが嬉しくて、すぐにオーケーした。

「よろしくお願いします!」

って言ったら、マスターは笑顔でこちらこそって言ってくれた。

お客さんさんたちは拍手で迎えてくれた。


< 10 / 44 >

この作品をシェア

pagetop