屋上の君とわたし

「純って、いくつ?」

少しでもいいから、彼のことが知りたい。

そう、知りたい。


「俺?いくつに見える?」

「20代前半…かな。」

「どうせならピンポイントで当てよーよ。…俺ね、24。照は?」

「私は16、高2になったばっかだよ。」


彼は一ノ瀬純

今24才で今年の9月で25才

音楽がなきゃ生きてけない

コーヒーならミルク入れて、でもたまに見栄はってブラックで飲むと辛いとか…

そんなことを教えてくれた。


彼と話してるとあっという間に時間が過ぎて、気が付けば1時を10分ほど過ぎていた。

「あ、私もう帰んなきゃ。」

「そう?じゃあ…また明日な。」


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