屋上の君とわたし
『んーとな、近くにコンビニあるだろ?そっちに歩いてって1つ目の曲がり角を右。分かる?』
「うん大丈夫!じゃあ行くね。」
もうちょっとで純に会える。
あ、どうしよ。
私格好変じゃない?
思わず鏡を取り出してみだしなみを整えて。
1度深呼吸をして歩きだす。
最初の曲がり角を右。
あ……純だ。
昨日言ってた通りの黒い車に寄りかかってタバコを吸ってる。
すごい、絵になる。
ぼーっと見ていたら純が私に気付いて手を振ってくれた。
はっとして純の方に駆け寄る。
「おー女子高生だな!制服姿初めて見た……うん、良い良い。」
なんて良いながら携帯灰皿にタバコを押し潰す。
「純タバコ吸うんだね?知らなかった。」