屋上の君とわたし
1時、そろそろ帰って寝ようかな。
と考えてたら後ろの方からガサっと音がした。
とっさに後ろを振り向くと、月明かりに照らされた背の高い男の人が立っていた。
彼と目が合う。
吸い込まれる様に見ていたけど、急に我に返った。
どれくらいたったんだろう…。
1分?いや、5秒?
とゆうかこの人は誰?
「こ…んばんは?」
沈黙に耐えかねた私の口から出た言葉は自分の声じゃない気がした。
「こんばんは。」
彼は笑顔でそう答える。
「ごめん、驚かしちゃったかな。んーっと、怪しい者じゃないんだけど…って言う方が怪しいか。」
なんて困った顔をしながら私の方に近づいてきた。