屋上の君とわたし

「え………と、どうも」

ちょうど純が入ってきて、爽やかな笑顔で挨拶する。

ん?

2人とも予想してないカッコ良さで驚いてるのかなあ?

さっきまでのあの元気がなくなって純を見てる。

「………あの?」

大人の男、しかも2人同時に見つめられて困ってる感じ。

純が声をかけたら、固まってた2人はハッと気が付いた。


「いらっしゃいませ。ようこそcherryへ。オーナーの健です。」

「俺は健のくされ縁で悪友の隆。ここの常連1号。よろしくなー」

手を差し出した2人に、にこやかに笑って握手をかえす。

「一ノ瀬純です。こんなとこに、こんな素敵なお店があるなんて知りませんでした。」


なんて3人で仲良さげに話始めた。

なんか…入れない感じ。


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