屋上の君とわたし
「ああ、アレはなー。すごいって言うかなんていうか…。てか俺もだろー?な、照?」
「……そうですね。」
「ちょ…、すごいって言えよ!ったく。」
相変わらずだなあ。って笑って私の髪をくしゃくしゃと撫でた。
右側を見ると純が笑顔でこっちを見ている。
……っ。
もう、恥ずかしい。
顔が赤くなって思わずうつ向いた私に前からマスターが笑って
「照、お前今日なんか可愛いなあ。純君、いつもこんな感じ?」
なんて言う。
マスターやめてよっ。
なんて、今の私は言えるわけもなくて。
「そーですね…今日は一段とって感じですかね?まあいつも可愛いんですけど。」
「ははっ。純お前なんか気ぃ合いそうだ。いつでも店来いよ?」