屋上の君とわたし
「俺もな?純くん……うん、純でいっか。名前もサン付けなくていいから。」
「ははっ。うん、分かった。」
なんか、嬉しい。
私はマスターも隆さんも大好きで。
純のことも大好き。
3人がこんなに親しくなってくれるなんて思わなかった。
やっぱりcherryって素敵。
人の輪が広がっていく場所。
このお店、そしてこのお店に来る皆に出会えた私は幸せものだ。
「照。そろそろ帰る?」
あれからまたしばらく話して、7時になって少しお客さんさんが入り始めた。
私たちは早めにご飯を済ませたし。
マスターも隆さんも、私がお客として来るとやっぱり気にかけちゃうから、迷惑になるもんね。
「うん。今日はありがとね。」