屋上の君とわたし

――ピリリリリリ

メールを送って少したつと私のケータイが鳴った。

もしかして……?

胸をドキドキさせながらケータイを見る。

 純だ。

え、どうしよ……早く出なきゃ。

でも緊張する。


――ピッ

「…もしもし?」

声が震えちゃった…気付いてないといいな。

「もしもし?照?急にごめんなー。」

「そんなのっ!全然いいよ!電話くれて嬉しいから…。」

「よかった。メールありがとな。俺も嬉しかったからさ。」

本当に電話ごしで聞く純の声はカッコイイ。

ただ声だけなのに、低くて艶っぽくて、聴き入ってしまいそう。


< 44 / 44 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

White Milk
夛音/著

総文字数/4,368

恋愛(その他)8ページ

表紙を見る
完:嘘つきは恋の始まり
夛音/著

総文字数/24,345

恋愛(その他)74ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop