小さな恋の話


キラキラ

ふわふわ



恋って
そーゆーもんでしょ






じゃあ
あたしはどうなのよ






そんなこと考えながら
あたしは
部室で漫画を読んでいた






外から体育の授業の
声が聞こえてきた






授業を
さぼってしまった






なんか
もうやだった







誰もあたしなんか
必要としてない






友達だってもういない






恋だって

誰かを愛することすら忘れてしまった






あたしなんかいなくても
いいんじゃないか?






孤独な部室は
あたしの感覚を麻痺させる





あたしは
独りで泣いた






助けて欲しかった






どうしたらいいか
わからない






暗い闇に引き込まれそうになる






3限目が終わる
チャイムが鳴った






あたしは
立ち上がると
教室へと向かった






あたしには
それ以外なにをすればいいか
わかんなかった
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