俺様のお姫様
でも痛みは感じない。
さっき散々ファン倶楽部さん達にやられたからか、感覚が麻痺してるみたい。
「奈々姫ぃ、うちのラビ…。」
「をい!」
突っ込む奈々姫をお構い無しに私は目の前にある切り裂かれた本を手に持ち唸った。
「らびぃ。」
瞳いっぱいに溜めた涙が頬をつたって落ちていく。
それと一緒にまるで悲しみが涙と一緒に落ちるように怒りが湧いてきた。
涙はぽたぽたと地面に落ちていく。
それに合わせて私の怒りが増大していく。
「くっそぉー!!私の愛しのらびがぁ!!」
「だから違うって。」
切り裂かれた本を抱きしめて怒りを露にする。
でもその怒りもすぐにしぼみ再び悲しみが訪れた。
「最新巻だったのに…。」
また涙が流れだす。
とそこに…
「結城さん!!大丈夫?」
こ…この声は…。
声がした方を向いてみる。
やっぱりだ!!
「きゃう!!」
驚きすぎて変な声を出してしまった。
その時体が震え涙が零れる。
「神宮寺先輩。」
一呼吸おいて声を出した。
さっき散々ファン倶楽部さん達にやられたからか、感覚が麻痺してるみたい。
「奈々姫ぃ、うちのラビ…。」
「をい!」
突っ込む奈々姫をお構い無しに私は目の前にある切り裂かれた本を手に持ち唸った。
「らびぃ。」
瞳いっぱいに溜めた涙が頬をつたって落ちていく。
それと一緒にまるで悲しみが涙と一緒に落ちるように怒りが湧いてきた。
涙はぽたぽたと地面に落ちていく。
それに合わせて私の怒りが増大していく。
「くっそぉー!!私の愛しのらびがぁ!!」
「だから違うって。」
切り裂かれた本を抱きしめて怒りを露にする。
でもその怒りもすぐにしぼみ再び悲しみが訪れた。
「最新巻だったのに…。」
また涙が流れだす。
とそこに…
「結城さん!!大丈夫?」
こ…この声は…。
声がした方を向いてみる。
やっぱりだ!!
「きゃう!!」
驚きすぎて変な声を出してしまった。
その時体が震え涙が零れる。
「神宮寺先輩。」
一呼吸おいて声を出した。