狙われた超能力者〜鍵を握る少女〜
『…心を支配されるんです』
「支配って…んなこと出来んのか?」
『…はい。超能力って言っても人それぞれ違うんです。さっきあなたを襲った男…片方はいろいろなものを凍らす…もう片方は物を普通の何倍もの威力で飛ばすことが出きるんです。それと…私と同じ瞬間移動も』
「一人1つじゃないのか?」
質問多いなぁ…この人
『1つのひともいれば2つや3つの人もいますよ。』
「じゃぁ緋色は?」
『全てです』
「全て!?」
『はい…私は生まれた頃から普通の超能力者とは違うんです。だから封印するのが大変だったそうです』
そう言って私は方をすくめクスッと笑った
「封印?」
『私のおじいちゃんは生まれた子供の超能力を封じてるんです。そうしないと泣いたり怒ったりしたときに力が暴走しちゃうんです…琉柴さんも封印してあるんですよ?』
「ふ〜ん…その封印はいつ解けるんだ?」
『人それぞれですから…でも心境の変化とかその人が超能力が必要って強く思えば解ける可能性があるみたいですよ?まぁ…一番早い方法はプリズムの力をかりることなんですけど…』
「プリズム?」
『はい。プリズムは最大の力を宿す石なんです。それさえあれば封印を解くことはもちろん…自分の力を強くすることが出きるんです』