【短編】 先生・・・好きだよ
┗好きな人
翌日。
鏡の前でスカートの丈を直していた。
「ん~・・・もう一回くらい折っておこうかなぁ・・・よっ・・・と。これでヨシ!!可愛い可愛い」
「眞深ー!置いてくぞー」
「あっ!待って待って~」
バタバタ
「うるせーなぁ。階段くれー静かに降りろよな!」
「ごっごめん佑汰!!」
「もーいいよ。吹奏楽部も朝練あるんだろ?早く行こうぜ。」
「うん!」
「ご機嫌だなお前・・・」
昨日から佑汰とは気まずかったけど、いつもどーり二人で
登校。
「いってきます!!」
毎日途中でりーちゃんと待ち合わせ。
「眞深ぃぃーーー!!!おっはよーー」
「りーちゃんっ!!おっはよーーー」
「じゃ、オレ先行くわ」
「うん!」
「あれぇ~?昨日部活さぼったのにごっきげんだねぇ~?スカートもいつもより短いし~!気合入ってるぅ~!」
「き、気合なんては・・・入ってないよぅ・・・。」
「あれぇ~?冗談だったのに図星ぃ~??≫」
「うっ・・・」
「どーしたのかなぁ?眞深ちゃ~ん?」
「えっ?いやっ・・・何にもないよ?」
そのとき、りーちゃんがかすかに笑った気がした。
「あたしには眞深がごっきげんな理由分かるし~≫」
「えーーーーーーーー!!??なっなっなんで・・・?」
*