【短編】 先生・・・好きだよ



------先生目線



好きな人は双子の兄の佑汰。
その言葉だけは聞きたくなかった。

俺もバカだよな・・・慕えることの出来た
唯一の生徒だったのに・・・・

調子に乗って結局空回り


でも俺は何を期待してたんだ?

それはきっと・・・



「先生ッ!先生の好きな人は?」



おい。今更聞くなよな。


俺は格好よく「お前だよ♪」って言いたかったのに・・・



「ん?なーいしょっ」



・・・こんな事しか俺は言えないのか?

そうじゃない・・・そうじゃないだろ?

なぁ・・・俺いくつだよ。

なんで生徒に恋して振られ寸前なワケ?

前みたいな恋はやめようって誓ったのに

どうしていつも俺はダメなんだ?

わからねぇ・・・分からねぇよ・・・


キーんコーンカーンコーン



「っと。予鈴だ・・・もう教室行きなさい。」



俺はちょっと強めに言った。

じゃないと自分の気持ちに押しつぶれそうだったから。



「はい・・・」



眞深は悲しそうに帰って行った。

俺はバカか?

結局俺は眞深を悲しませただけ


    もう

    恋なんて




     やめよう







*
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