【短編】 先生・・・好きだよ
「ごちそうさま」
「ぁ。佑汰待って」
「何?母さん」
「・・・眞深にも聞いて欲しいんだけどね」
「んー?」
お母さんはご飯の時ずっと喋らずうつむいていたから
風邪かな?なんて心配してた。
このときは・・・
「二人に話があるの」
「何?改まっちゃってお母さんどうしたの?」
「実は・・・お姉ちゃんいるでしょ?」
「あー・・・朝深お姉ちゃん?」
朝深お姉ちゃんは今海外に留学している歳離れた実の姉。
凄く美人で、同じ姉妹には思えないほど。
確か・・・今年で25歳のはず
「そう。朝深。その朝深がね・・・」
「お姉ちゃんが・・・どうしたの?」
佑汰は一番お姉ちゃんになついていた。
「・・・今年で25だからって、日本に戻ってくるらしいの」
「えッ!?」 「はぁ!?」
*