【短編】 先生・・・好きだよ




「んっ・・・」



パチッ



「・・・ここ・・・何処・・・?」


「あ。やっと起きた。」


「・・・先生・・・」


「お前、倒れたんだよ。覚えてねーの?」



そーいえば、意識が遠のいた気がする・・・



「で、救急車でこの病院に運ばれたってワケ!」



そうなんだ・・・



「し・か・も2日寝込んでたんだぜー?ビックリしたよ。」



先生は苦笑しながら・・・あたしの目を見て喋ってくれた。

ちょっと・・・嬉しかった。



「そうそう・・姉ちゃん、心配してたぜ?」


「えッ・・・?」


「眞深が死んじゃうーー!!!って叫んでたからなー」



・・・お姉ちゃんありがと。



「もう元気みたいだな・・・俺、ちょっとタバコ吸ってくるわ。この病院禁煙なんだよなー!」



先生、どこの病院も禁煙だよ。とツッコミたがったがやめた。

それより・・



「・・・先生。今、話があるんですけど」



私は先生の目をしっかりと見て喋った。

先生は「・・・おう」と言いながら
べっとの端に座った。

私は座ったのは確認して喋り始めた。

聞けるのは今日しかないカラ・・

先生への恋が終わりを告げたとしても・・・

これだけは聞きたい。



「先生、好きな人って誰ですか?教えてください。」



今までに無いような真剣な顔で私はそう聞いた。

先生を逃がさないようにするために・・・

「俺の好きな奴は・・・





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