甘い瞳に囚われて。
《ルイス Side》
あーあ…行っちゃったよ。
目の前には、アイツの笑顔に酔った姫君たち。
作り笑いだとも気づかずに…
女に冷めたアイツを本気にさせる女なんて現れるのだろうか…?
このままじゃ、政略結婚させられるぞ?ゼジル…
側近、そして親友としてお前の為に"アイツ"に相談してみようか…
『あとは、任せたよ』
俺は、近くにいた部下にそう告げると、城の離れにあるあの場所へと向かった。
《ルイス Side―END》