甘い瞳に囚われて。


――――――――…



おじいちゃんがこの世から去って一週間になった。



両親は私が小さい頃に事故で亡くした為、おじいちゃんに育ててもらっていた。



葬式の時…独りになった私は、まだ未成年だから当たり前のようにこのような話題が挙がった。




― 誰がこの子をひきとる? ―



あの優しいおじいちゃんの親戚にも関わらず、悪魔のよの親戚にも関わらず、悪魔のようだった。



おじいちゃんの親戚って言っても正しくはおばあちゃんのと言うべきだ。



おじいちゃんは、血縁の親戚はいなく誰も知らない。



だけど、おばあちゃんも虫を殺せないくらい優しかった。



なのに…






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